CUBE2

前作CUBEは三次元の立方体で現実的にありえそうで怖いものがあったが、今回は理論上は存在するが現実には存在し得ない四次元立方体(hypercube)で出来た施設(概念)が舞台。
前作よりもワナの怖さは減ったものの、依然として切り裂くものが出てきたり、さらには時間の概念までもが歪み、三次元的に考える位置関係もあてにならないうえ、ヒントと思われるのは博士の書いた数字のみ(結果的には違うが)。
前作の責任者であったと思われる大佐はヒントの因数を探すための数字がないことに絶望し、自殺。もうすこし前作のことを説明して欲しいものだが・・・。また、前作同様快楽殺人に走る人もいて少し新鮮みに欠けるというか・・・。
登場人物は、今回は有名で盲目のハッカーである設計者と設計に携わった人間や接点のある人間のみで構成されている。
いずれにせよ、現実にはありえないので現実味が湧かない・・・。
前作では少しほのめかされていたが、軍と兵器会社が黒幕であるらしい。
しかし、「第2段階終了」などと言っているので、オチも狙いも相変わらず訳がわからない。