AVeL LinkPlayer2

古川氏のblogの7月12日の記事を読んでいて気づいたが、新機種の発売に合わせて1ヶ月前にファームウェアが更新されていたようだ。

ファームウェアバージョン : 07-75-050622-02-IOD-235-000
ファイルシステムバージョン : 02-IOD

更新点は以下の通り。

  • DLNAに対応
  • Windows Media DRM10に対応
  • WMA9 Pro Audio に対応(アナログ出力のみ)
  • AVIの字幕ファイル SRT, SMI形式に対応
  • スライドショー表示時における、画面切替り効果を変更。
  • 音楽CDを再生中、稀にノイズが発生することがある問題を修正

WMA9 Pro AudioということはLosslessに対応したのか。あと、AVIの字幕に対応ってのもおもしろそうだ。


さっそくアップデートしてみた。とりあえず、目に見えて変化のあったのはDLNA対応。AX300のwizdへのリンクが消え、代わりに「MediaGarage Server for AXSeries」が出現していた。「SmartVision TV」というフォルダがあったので見てみると、局名が表示されているフォルダがあった。もしや、と思って選択してみたが、残念ながらフォルダの中身は空だった。もうひとつあった「SmartVision VIDEO」フォルダ内の「録画フォルダ」を見てみたが、wizdのようにSVIに対応していないようでこちらも何も表示されなかった。
問題はwizdへのリンクが消えてしまったこと。おそらくポート番号がかぶっているのであろう。AX300のMediaGarageDaemonの止め方がわからないので、手っ取り早い方法としてwizdが使用するポートの番号を変更することにした。ルートは読み取り専用でマウントされているので

sh-2.05a# mount -n -o remount,rw /

で書き込み可能に、設定ファイルをいじくるためのエディタがAX300には用意されていないので、Windowsから見えるフォルダへコピー。なぜかシンボリックリンクを作ろうとするとエラーを起こしたので

sh-2.05a# cp /etc/wizd.conf /mnt/disk1/data/REC

とした。
そのままではファイルに書き込みできないので

sh-2.05a# chmod 777 /mnt/disk1/data/REC/wizd.conf

で+wでも十分な気がしたがフルコントロールできるようにした。
Windowsでwizd.confを編集。デフォルトで"server_port"が"8000"になっているのを8001に修正。今度は逆の手順で

sh-2.05a# cp /mnt/disk1/data/REC/wizd.conf /etc/wizd.conf
sh-2.05a# chmod 744 /etc/wizd.conf
sh-2.05a# reboot

これでwizdへのリンクとMediaGarageへのリンクが両方表示されるようになった。
ついでに、LANTANKで動いているwizdのほうも調整した。wizd.confを編集したためwizdの再起動を伴った。・・・起動スクリプトを書いておくべきだと思った。


そしてWMA9 Pro Losslessを試してみた。なんと、予想に反して再生できなかった・・・( ´・ω・)


AVIの字幕に関してはいずれ検証しようと思う。