DVD-Videoのオーサリング

Ulead VideoStudioとUlead DVD Makerを使ってオーサリングすればいいんだろうけど、なぜか再エンコードされてしまって、処理時間の割にとて納得のいく画質にならないので、フリーソフトだけでどうにかならないかと思って試してみた。ソースに使用した映像はSmartVisionで録画したMPEG-2ストリーム(8Mbps、118分、およそ7GB)。
まずMPEG-2のトリミング。ここの時点でMPEG-2ストリームを扱えるソフトウェアが少ないため使用できるソフトウェアはかなり限定される。最初はbatchdemuxでストリーム分離を行ってからCuttermaranを用いたのだが、市販のDVDプレイヤーではうまくシークできないようなのでやり直し。ちょうどPC Japan 11月号にMPEG-2のGOP単位編集ができるフリーソフトが紹介されていたので、Mpg2Cut2を使用することにした。かなり多機能であるが、ただトリミングをするだけなら始点と終点をセットして保存するだけなので簡単。
次に出力したファイルをDVDAuthorGUIでオーサリングするためにMPEG-2ストリームから音声と映像のストリーム分離を行う。batchdemuxをフロントエンドに用いてbbdemuxでストリーム分離を行った。(mpgtxでは正常なMPEG-2ではないとしてなぜかエラーになる。)
次にオーサリング。先にこちらもちょうどPC Japan 11月号にDVDのオーサリングができるフリーソフトのVideo DVD Maker Freeが紹介されていたのでそれを使おうとしてみたのだが、ソースのMPEG-2ファイルが7GBもあったためか、4GB以上のファイルは処理できないという旨のエラーでオーサリングできなかった。そこでDVDAuthorGUIを使うことにした。先ほどストリーム分離を行った映像ファイルと音声ファイルを読み込んでオーサリング開始するだけ。VOBファイルまたは設定によってISOファイルが生成される。
この時点では圧縮操作を一切行っていないので圧縮する必要がある。ここではDVDShrinkを使用して4.7GBに収まるように圧縮を行い、DVD Decrypterを使ってDVDに書き込んだ。
あと7GBにもなるとHDD1台で作業を行うよりもHDD2台使って交互に入出力を行うといいかもしれない。後で気づいたが、Mpg2Cut2は直接VOB形式で出力できるようなので、わざわざDVDAuthorのためにストリーム分離を行う必要もなかった……そもそもオーサリングも特にしてないし……。


Mpg2Cut2の日本語化でもしてみようかと思ったけど専門用語とかはどう訳したらいいのやら……あと、リソース化されていない文字列もあるっぽい。