第8巻「美里家のメイドさん」

明日発売だと思っていたが、何故か帰り道に立ち寄った本屋に並べられていた。
いつもは発売日の翌日に並ぶんだけどなぁ・・・。


やはりアニメ版の結末が意味不明であっただけに、漫画版の結末には大いに期待させられたし、結果としては納得のいく感動ものであり良かったと思う。
だいたいのあらすじから言えばアニメ版とまったく変わらないわけだが、なぜ20年程度の月日が必要なのかの理由や、登場人物達の後日談がわかって良かった。
まほろさんの正体であるマシューと、そのマシューのモデルと思われるマホロ博士のギャグ(一応は、ひよこと大食いであるという伏線の消化なんだけど)はもうちょっと見たかった気もする。
しかし8巻1冊だけでものすごいボリュームがあった。管理者と世論のヴェスパー弾圧から始まり、ベルナール=バスティアと近衛優一郎が背負ってきたものや、みなわと369の話の決着から一転しドレクセル率いる艦隊が放った反重力砲によって欠けた月の破片が地球に向かって落下し、人類に絶望を与える。一方地球では優とまほろが人々のほのかな心の暖かみに触れつつ最後のひとときを楽しむが、そこにフェルドランスやキャナンが率いる新型アンドロイドが現れまほろが串刺し、優は手を失う。この先は哀しいかな、アニメ同様にまほろが「輝ける闇」で月の破片を破壊し、管理者の総攻撃を受け消滅、優が狂う。最後のサポートメカ、スラッシュもまほろと運命を共にした。そして感動の後日談(フィナーレ)へと続く。
今まで読んだ漫画の中では一番、感動し、笑み、そして萌えられる(?)作品であった。


ただ、おそらく回収しきれなくなった伏線である、美里指令の命日までちょうど1年のまほろの余命のカウント(地球の余命ならあったけど(オマケの4コマで最後の最後で機能停止したけど))が心残り。


ヲタでごめんなさい。