Firefox1.0 for Linux 導入紀

我が家のLinuxファイルサーバーマシン(Turbolinux10 Desktop Basic)はCPUが500MHzほどしかないためか、今となっては使いづらいMozillaの代替ブラウザとしてインストールしたOperaを起動するとCPU使用率が100%になって固まってしまい、せっかくの便利な機能・使い慣れたインターフェイスを享受できなかった。
そこで、前々からFirefoxに目をつけていたのだが、前バージョンは相性が悪かったのか、インストール後、いつまでたってもプロファイルを認識せず、起動時にコケるなどさんざんであった。さらに、それでも起動するとコンテンツ部分ではなくインターフェイス部分のフォントサイズが極小になって、見づらいことこの上なかった。
しかし、今回は時間があった(本当は無いけど)し、プロファイルも上手く作成されたので、フォントが小さくなる現象を回避する方法をいろいろ検討した。まず、すでに試してあるはずの、etc/gtk-2.0/gtkrc.jaを確認した。(「?」は適当なフォント名)

gtk-font-name = "? 9"

となっており、この設定を変えてしまうと他のGTKアプリにも支障をきたすおそれがあるので弄るのはやめた。ついでに/etc/fonts/japanese.confを同様に弄くったがインストーラのフォントが変わっただけだった。
いろいろ検索していくうちに、Firefoxインターフェイスを弄くるにはuserChrome.cssを弄くればよいと言うことがわかり、/home/hoge/.mozilla/firefox/?/chrome/userChrome-example.cssを編集してuserChrome.cssとして保存した。

* {
    font-size: 12px !important;
}

とした。初めはパーツ毎にフォントサイズを変更していたが、全称セレクタを使えばよいことに気付いたので、そうした。また、ptで指定しても変化が見られないので、12pxとしたところWindowsで言うところの9pt程度の大きさで表示された。
Firefoxに限らず、MozillaはuserChrome.cssさえ弄ればタブを.NETスタイルで表示したりすることも可能になるようなのでいろいろと試してみたい。

ただ、これでプロファイルをWindowsと共有できなくなったのが残念。